「虚空の旅人」 上橋菜穂子 感想

守り人シリーズの第4弾というべきなんでしょうか。
一応物語の舞台はシリーズで共通しているのですが「~の守り人」というタイトルはバルサが主人公。
「~の旅人」というタイトルはチャグムが主人公、というようになっているようです。
というわけで今作の主人公はチャグム。
なんとバルサはストーリーとは直接関係ないところで名前が出た程度で今作には登場しませんでした。

ストーリーはサンガル王国という国の新王即位の儀式に招かれたチャグム。
お供にシュガを連れてサンガル王国にやってきたものの、そこである事件に巻き込まれ・・・。
みたいな感じでしょうか。


今作も面白かった!
新しく登場したサンガル王国は統治の方法がかなりユニーク。こんな設定よく考えつくもんだと感心しました。
またファンタジーだと国を治める立場の人は威張ってるだけのイヤなやつ的な設定が多いのかと思いますが、このシリーズに出てくる統治者たちはなかなか大変そうです。
また統治者たちとは全く異なる立場のラッシャロー(国の民ではなく海で生活する人たち)の存在も重要。よく考えられてます。


個人的にはサンガル王国のサルーナ、タルサン姉弟がいい感じで好感が持てましたな。
同じ血が流れていながら、長女のカリーナはかなり計算高くて統治者としては有能なんだろうけど好きになれませんでした。
その裏をかくサルーナもなかなかやりますが。。。

今作の終盤ではチャグムにはまだまだ難題が降りかかってきそうな雰囲気が漂っていきます。
チャグムくんはまだ若いのに試練が多くて大変だと思いますが、読者としては次の物語が楽しみです。
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